咲ク夜 ~妄想ライブラリー~
恋愛小説(連載・短編)他。妄想をカタチに・・危険な願望・・ フィクションの中にこそ真実があり!?
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B A B Y  D O L L ~第3話~「本能のまま生きる女」
遊んでるフリして、処女であることを隠している朋乃。
自分と真逆の女から学ぶこともあるかもしれない。
そんなキーパーソンな女との出会い。


※この物語はフィクションです。興味のある方は、サラッと読んでみてくださいネ。


B A B Y  D O L L


~第3話~「本能のまま生きる女」


彩香の連れの男性は、朋乃の別のボーイフレンドの友だちでM男君と言う。朋乃と同じ大学の同級生である。朋乃は見失わないように二人の後を追った。彩香たちは公園の方へ入って行き、ベンチに二人は腰を下ろした。
「ラッキー!」
彩香とM男君の座ってるベンチの隣りが、たまたま空いており、朋乃はそこに待機し様子を伺うことにした。2つのベンチの間には、好都合なことに低い植え込みがあり、その間から覗くことが可能だった。朋乃は、二人が入ったのが“公園で良かった~”と、心から思った。もし、店などに入ったら尾行は危うくなる。

朋乃は、キレイな巻き髪を手でクシャクシャにかき乱し、目の下に濃い茶系のアイシャドーを塗って“目の下のクマ”を作り、“ブサイク顔”を意図的に作ってみせた。朋乃のようなイケてる女の子が一人でベンチに座ってると、声をかけてくる男性がいるに違いないと思ったからだ。今はそんな場合じゃない。そして二人の会話が聞こえてきた。


「あたしね、バイト、クビになっちゃったんだー!」
「店長と何かあったの?」
彩香とM男君は、同じ店でバイトをしてるようだ。彩香は、M男君の胸に飛び込み、いきなり大泣きを始めた。
「もう! あたしって・・ホント、ダメダメ!! ダメな女なの!! 情けないよ~。 今度こそ仕事、長続きするかと思ったのに~! あたし、高校も中退してるし、男も続かないし・・あ~あ、もう19になるのに・・。中途半端な自分がイヤだよぉ~!」

「ちょっとー! もう19って何よ!! もうすぐ22の朋乃はどうすんのよ!プンプン」
と、朋乃は陰から呟いた。


「あたしだって・・、普通に幸せになりたいだけなのに~!!」
そう彩香が呟くと
「はぁぁぁあ! アンタ、幸せって・・意味分かって言ってるの? 男に幸せにして貰おうなんて! 男に依存したいだけじゃん!」
と、朋乃は心の中で返していた。

彩香は、M男君にしっかりとしがみつき、涙で濡れた瞳を上目使いで見上げながら訴える。彩香は肩と胸が大きく露出した服を着ており、推定Eカップはあるであろう胸の谷間を惜しげもなくさらけ出している。

話をよく聞くと、彩香はバイト先の仕事になかなか馴染めなくて、同性のスタッフたちからイジメられた。だが、ある男性スタッフが、かばってくれた。それが縁で、この男性スタッフと付き合うようになった。

さらにその後、店長(既婚)から告られた。だが、断ると“バイトをクビになるんじゃないか”と思って、仕方なく店長とホテルに行くようになった。しかし、男性スタッフと一緒にいる所を、たまたま店長から目撃され、追求されクビになったということだった。

「もともと“使い物にならない”オマエが、この店で働けるのは、誰のお陰だったと思ってるんだ!!」
と、店長から罵られ、さらに男性スタッフからも
「小汚いメスブタが! 平気で不倫とかするんだな! 最低!!」
と、罵られ捨てられてしまった。

彩香は中学生の頃、性的虐待に遭っている。そのトラウマから、男性から性的関係を求められると断わることが出来ず、“断ると何をされる分からない”という恐怖がある一方で、体を受け入れると男性からは歓ばれるし、愛されてるような錯覚を受ける。などと、そういう過去の話も、M男君に打ち明けた。


「M男君とも付き合ってるのかと思ったけど、単なる相談相手だったのね。いるのよね~~! 単なるイイ人なだけ!・・って人!」(笑)
と、朋乃は思っていると
「えっ!! あれぇ・・」
衝撃的な様子が目に飛び込んできた。


M男君は、彩香のグチョグチョに溢れ出ている涙を、ペロペロと舐め始めたのだ。
「可哀想に・・。もっと、自分を大切にしないとダメだよ。少なくとも僕は、そんな卑劣な男たちとは違うから!」
「あああ・・。今すぐ抱いて!! ここで!! お願いよ」
驚いたM男君。少し間があったが、しっかりと彩香を抱擁して、キスを交わした。何度も・・激しく・・

空には煌々と満月が・・・、上半身の衣服が乱れ、彩香の、今にもこぼれそうな胸もとを、白く照らした。まるで月夜の晩にだけ咲く花のように。M男君の手は、何かを探すように、彩香の衣服の中をまさぐる。そして探し当てた時
「ああんっ」
と、彩香の歓喜の声があがった。


「満月はヒトの本能を覚醒させる」
と、朋乃は“冷静に分析”したが、自分だって、満月の夜のデートは何度もあったはずだ。でも、朋乃は今だ男性に抱かれたことが無い。彩香と朋乃の違い、少しだけ解った気がした。

彩香は、男性の前で自分をさらけ出せる。みっともない所も、情けない所も。

人は、見えないバリアのようなもので覆われているものだ。“プライド”という名のバリア。朋乃は、沢山のボーイフレンドと付き合ったけど、誰一人として“闇の部分”を見せたことがない。 しかし、その闇の部分は感情という衝動を得て、厚いバリアを突き破ることができる。そして相手の懐へ飛び込んで行くことができるのだ。かくて愛の情動が起こる。

“自分を磨けば、いい恋ができる”なんて、こぞって啓発本に書いてあるけど
「朋乃だって、それを信じたわよ。でも、ピカピカな自分に誰も手を付けてくれなかったらどうするの!」
と、朋乃は今思った。
普段ピカピカな人が、“ふっ”と弱さを見せた時、すごくポジティブな人が“ふっ”とネガティブを見せた時、男性はそんな女性に心が動き、思わず手が付くものではないだろうか。 また、そこそこルックスだけは良い“ダメ女の彩香”なんて、男性の自尊心&優越感をくすぐる、かっこうのターゲットなのだ。ただ、彩香がいい恋をしてるかと言ったら、それは怪しいけど。

朋乃は、心の闇を人に見せられない。落ち度を見せたくないのだ。負けず嫌いなのかもしれない。“常に最高の状態”と、人に思われていたい。

朋乃のボーイフレンドたちも、ヘタに朋乃に手を付けて、見下されたりして、プライドを傷つけられたくないので、“手を出さない方が無難だ”となるのだ。ただ、朋乃を連れ立って歩くのは、鼻高々だし、自慢なのだ。



彩香は立ち上がって、ベンチの背もたれに両手をつくと、M男君は彩香のジーンズのミニスカートから、ショーツを下ろした。そして、バックスタイルでM男君を受け入れたのだ!


ゴクン・・・。思わず、朋乃は息を飲み込んだ。

歓喜の声が、一定のリズムで夜空に呼応し、天と月と星空と、木々のざわめきが、宇宙と一体化する瞬間を、朋乃は見逃さなかった。

「美しい!!」
朋乃は、不覚にもそう思ってしまった。
「ドロドロと混沌としていた感情が、こんなにも美しく昇華していくことができるなんて!!」
彩香の太ももから、白濁したエキスが甘い蜜のようにしたたり落ちる様子でさえ、感動してしまった。
「いけ好かないオンナなのに!」


朋乃は体の力が抜けてしまい、全身、くすぐったいような感覚を覚えた。体の一部が熱く!蕩けそうだ。実は、濡れてしまっていたのだ。

浮わついたような腰つきで、ふらふらと歩き、やっとの思いで帰路に着くと、そのままベットにへたり込んでしまった。

「どうしちゃったの朋乃。ああ・・助けて・・」
自分が自分で無くなる感覚。
「熱い! 体が熱い!」
体の一部分が完熟したイチジクのようにトロリと蕩けそうにしたたり、「スッ」と、本当に「スーッ」と、ソコに指が入っていった。


そして・・・


イッた・・・


自分が自分でなくなる感覚の果て、終わりを知った。

そして「ハッ」と、我に返り、急に気恥ずかしくなって、急いで身なりを整える。朋乃は生まれて初めて“イク”を知った。一人エッチで。


<第3話終わり・4話へ続く>

テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

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