咲ク夜 ~妄想ライブラリー~
恋愛小説(連載・短編)他。妄想をカタチに・・危険な願望・・ フィクションの中にこそ真実があり!?
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B A B Y  D O L L ~第2話~「最強のギャル女子大生」
遊んでるイメージ、派手なイメージ、おバカなイメージ。
見た目で人を判断してはイケナイのです・・・


※この物語はフィクションです。興味のある方は、サラッと読んでみてくださいネ。


B A B Y  D O L L


~第2話~「最強のギャル女子大生」


「朋乃に大学入試なんてムリムリ! 全然受験勉強してないしぃ~! 卒業したら、近所の洋服屋さんでバイトでもしよっかなぁ~」
甘ったるいフワフワした雰囲気の朋乃が言うと、級友の誰もが脱力してしまう。
「朋乃っちだって勉強してないんだし、もう~~何か!勉強いいっか!って気になる」
確かにギャルの朋乃に受験勉強は似合わない。そんな朋乃の出し抜き作戦の魔術?に引っかかって、級友たちが受験勉強を放棄したかどうかは分からないが、朋乃は地元の国立大にストレートで合格した!


女子大生になった朋乃は、ますますギャルファッションに磨きがかかった。しかし朋乃は、よくこんなことを口にしていた。
「朋乃、ビンボウなの! お金無いのぉ~!」
学生は往々にしてお金が無いもので、“おが金無い”は挨拶代わりみたいなものである。しかし、朋乃は実はモデルの仕事をしている。地元のチラシや雑誌のモデルだ。通常のバイトよりはるかに割りがよく、実はちゃっかり貯金もしていたのだ。見た目の印象から、“お金使いが荒い、貯金もゼロ”と思われていた。

合コン三昧。ボーイフレンドも4~5人は常にキープ。日替わりで違う男とデートする。“派手に遊んでばかりいる!”という朋乃の印象だけど、在学中に、教員免許・ワープロ検定1級・英検1級・フランス語・フラワーデザイン・簿記etc・・数々の資格習得をしていたのだ。

そして早々と、就職内定を貰う。教授の推薦で、地元の一流企業のOLに決まった。

「ど~せ、教授や企業のオッサンに色仕掛けで取ったんじゃない!?」
そんな悪いウワサも蔓延った。しかし、ギャップなキャラは自らが仕掛けたものなので、むしろその状況を楽しんだりすらした。

そんな最強のギャル女子大生朋乃は、周囲を出し抜きながら順風満帆でここまで来た。しかし、ここへ来て朋乃にも挫折感があったのだ。それは・・・

朋乃が、今だ“処女”であること!!

「20歳までには“女”になりたい!って思ってたけど、もう過ぎちゃったよぉ~!」
朋乃は自問自答していた。
「どうして!? 何故!? 朋乃ってそんなに魅力無いの!?」
鏡の前で媚態を映し出してみる。
「性的魅力はあるほうだと思うんだけど・・・」
ボーイフレンド達とちゃんとデートもするし、夜も二人っきりでバーカウンターに座ることもある。
「何でだろう! 夜は皆、家まできちんと送り届けてくれる。キスまでならしたことはある。 でもそれ以上は・・。けして、性を拒否してるわけじゃない。 露出の高い服も着るし!」

ある夜、繁華街でボーイフレンドの一人とデート中、彩香が男性と只ならぬ雰囲気で歩いてるのを見かけた。彩香とは、朋乃の別のボーイフレンドの友達の彼女だ。彩香というオンナは、良からぬウワサで一杯で、とにかく朋乃の大学の男を多数食ったとか、男絡みのトラブルが絶えない。

朋乃は、豆電球が閃いたように思わぬ行動に出た。ボーイフレンドと別れ、何と、彩香を尾行し始めたのだ。
「朋乃ってばストーカーじゃん!」
と、自己嫌悪になりながらも、“これは、卒論の研究材料よ!!”と言い聞かせ、繁華街へ消えていった。


<第2話終わり・3話へ続く>

テーマ:自作恋愛連載小説 - ジャンル:小説・文学

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