咲ク夜 ~妄想ライブラリー~
恋愛小説(連載・短編)他。妄想をカタチに・・危険な願望・・ フィクションの中にこそ真実があり!?
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【1話完結型シリーズ小説】婚外片想い2 「ダンナの友だち」PR記事
しあわせな家庭の奥さんと言われています。

でも、こう見えても、人知れず恋してます。
そして、勝手に苦しんでいます。


婚外片思い 『ダンナの友だち』


こう見えても、けっこう恋愛体質なのだ。

誰からも信じてもらえないけど、わたしはそう思っている。そういう体質でなかったら、こんなに苦しむことはないのに。

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PR記事 【1話完結型シリーズ小説】 婚外片想い 「正反対のひと」
悲しいけど、人は・・
明るいほうへ・・楽しいほうへ・・
傾くいきものだ。

突き上げてくるような本能の 持って行き場がわからない。


婚外片想い 「正反対のひと」
このストーリーは『遺書 ~ラスト ラブレター~』とリンクしています。
こちらから読んで頂くとより深いです。
※このストーリーはフィクションです


「人を好きになることが、こんなに悲しいなんて・・初めて知った・・」
苦しい胸の内、未央はそう思っていた。未央の夫の秀二は鬱病のため、休職中であった。秀二は鬱病ゆえに、ネガティブな暴言を吐くことも少なくなかった。未央は、そんな秀二にどう対応してよいか、悩むことが多々あった。しかし、秀二の家族や周りの人たちから
「未央さんほど、献身的な奥さんは居ない」
と評価されていた。しかし、未央は、周囲からそう思われれば思われるほど、本当の自分とのギャップで辛くなっていた。

未央は好きな男性のもとに逢いにいくため、支度をしていた。

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【1話完結型シリーズ小説】婚外片想い 「正反対のひと」
悲しいけど、人は・・
明るいほうへ・・楽しいほうへ・・
傾く いきものだ。


婚外片想い 「正反対のひと」
このストーリーは『遺書 ~ラスト ラブレター~』とリンクしています。
こちらから読んで頂くとより深いです。
※このストーリーはフィクションです



「人を好きになることが、こんなに悲しいなんて・・初めて知った・・」
苦しい胸の内、未央はそう思っていた。未央の夫の秀二は鬱病のため、休職中であった。秀二は鬱病ゆえに、ネガティブな暴言を吐くことも少なくなかった。未央は、そんな秀二にどう対応してよいか、悩むことが多々あった。しかし、秀二の家族や周りの人たちから
「未央さんほど、献身的な奥さんは居ない」
と評価されていた。しかし、未央は、周囲からそう思われれば思われるほど、本当の自分とのギャップで辛くなっていた。


未央は好きな男性のもとに逢いにいくため、支度をしていた。

名目は仕事であるし、間違いではない。未央は、月に何度かフリーランスの仕事をしていた。CADを使って設計図を描く仕事である。その仕事を貰うために事務所へ行くのだが、その担当の男性の雅之に密かに想いを寄せていたのである。

雅之と出逢ったのは2年前、仕事の紹介で出逢ったのだが、この時は特に恋愛感情も持たなかったのである。しかし、その後、雅之から野外ライブのチケットが余ってるからと誘われ、一緒に行って盛り上がった。この時から恋心を抱くようになったかもしれない。

雅之と秀二は正反対かもしれない。秀二は、野外ライブに行くようなタイプではない。人混みに酔って気分が悪くなってしまう人だ。体型も、雅之は肩幅が広くワイルドで男性らしいが、秀二はスリムで線が細い。性格は、雅之は明るく豪快で頼れる人だが、秀二は繊細で優しいが、落ち込みやすい部分も多かった。

「人は、明るい場所を好む生き物ではないかと思う」
未央は雅之の明るさが眩しかった。私生活が鬱々としているからこそ明るさに憧れるものだし、それは人として自然であるとも思ったのだ。
「逞しい腕に抱かれてみたいとさえ思う」
未央は想像しながら赤面してしまった。未央は下着から取り替えた。ピンクのレースが可憐でブラとパンティが上下お揃いのものを装着した。あまりに用意周到な自分に少し笑った。膝より少し短めのスカートをはき、フェミニンな服装をまとった。
「雅之さんから女として見られたい」

秀二とはセックスレスだった。最後にしたのはいつだったかすら思い出せないほどだ。抗鬱剤の副作用でひどく性欲が薄れてくると秀二が言っていた。たしかに、“それどころ”ではないだろう。
「夫婦だし一緒に乗り越えなければ。わたしがガマンさえすればいい」
未央は何も疑問を持たずに秀二に合わせていた。が、雅之に出会ってから、身体の内側から隠しても隠しきれぬ“女の業”が溢れ出すのを持て余していた。
「いったいどうすればいいの!! この想い!! この想いの持って行き場を!!」
容赦なく突き上げるてくるような本能に、未央は戸惑っていた。
「好きな人へ向かうエネルギーは恍惚感すらあるわ。でも、夫のことを思うと悲しくなる・・」
矛盾する想いを秘め、未央は秀二に笑顔で“行ってきます”と言って外出した。


打ち合わせの終了後、未央と雅之は二人でランチに出かけた。雅之の運転する車の助手席に未央は乗っていた。目的地へ向かう途中にラブホテル街を通った。
「あ、あのね・・ココ通ると近道なんだよ~」
「ふふふっ、誰もそんなこと聞いてないわよ!」
変に言い訳する雅之がカワイイと未央は思っていた。
「・・最近、行った? こういうとこ~」
未央は悪戯っぽい声で聞いてみた。
「いや・・行ってないなぁ。未央さんと! 行ってみたいなぁ~」
雅之はこういう冗談はサラッと堂々と言ってのける人だ。未央はポーッと赤面し、ミニスカートの足を組み替えた。
「もう~! やっぱり、そういう目的でココ通ったのね~」
「ダンナに殺されちゃうよ~俺!」
そうこうしてる内にラブホテル街を抜けた。未央は、内心“本当に入っても良かったのに~”なんて良からぬことを思っていた。上下お揃いの下着が役立つなんて思ったのだ。
「雅之さん、何で結婚しないの?」
雅之は未央よりも8才年上で、もうすぐ40歳になろうとしていた。
「好きな女の人が忘れられなくてね。アホだろ? 未央さんみたいな人が居たらすぐ結婚するんだけどね」
未央は自意識過剰ながら、“好きな女の人”というのが、自分のことでないかしらと思っていたのだ。
「秀二と別れて雅之さんと結婚できたらなぁ・・」
未央は口に出しては言わなかったが、こんなことを考える自分が怖いと思っていた。

雅之と一緒に食事をすることを、未央は心から楽しいと思った。秀二とだったら、いつも食事しながら暗い話になりがちだった。
「人は楽しい方へ傾くものだわ」
そう思いながら、未央は悲しくなった。涙ぐみそうになると、雅之が語りかけた。
「未央さん、悩みごとがあったら話してみてよ。・・ダンナのことかい? 未央さんの誰かを思いやるような気持ちが・・俺は好きだな・・」
「わたしも、雅之さんの頼りがいのあるところが好き」
未央は、お互いが気持ちの上では両想いのくせにハッキリと“好き”と言わないところが歯がゆくもあった。
「雅之さんはダンナの存在を意識している分、自分に遠慮をしているのかもしれない」
“手出し”をしないにもそのせいだろうと思っていた。

雅之と別れて、未央は家路へ急いでいた。帰宅途中も雅之との“脳内想像デート”を楽しんでいた。雅之が下着に手をかけるところまで想像して、一人で赤面していた。そして、幸せな気持ちに浸っていた。


自宅のマンションの入り口に救急車が停まっていた。
「何ごとかしら?」
未央は他人事のような気持ちで近づくと、秀二がタンカーで運ばれる姿が目に入った。
「しゅ・・、秀ちゃん!! 一体どうしたのよ!!」

未央は救急車に同行した。病院の検査では心電図も脳波も異常が無かった。
「精神的な発作でしょう」
と診断された。未央は涙が止まらず、雅之と出かけたことを後悔していた。
「わたしのせいで! わたしのせいで!!」
未央は以前にも増して、秀二に献身的に看病していた。

<おわり>

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【1話完結型シリーズ小説】婚外片思い 『ダンナの友だち』
しあわせな家庭の奥さんと言われています。

でも、こう見えても、人知れず恋してます。
そして、勝手に苦しんでいます。


婚外片思い 『ダンナの友だち』
※このストーリーはフィクションです


こう見えても、けっこう恋愛体質なのだ。

誰からも信じてもらえないけど、わたしはそう思っている。そういう体質でなかったら、こんなに苦しむことはないのに。

わたしは今、死にたいと思っている。

えっ、たかだか失恋くらいで死ぬなんて・・って、笑わないでね。これは経験した人なら分かることかもしれない。実際には死ななくとも、死んでしまいたいような気持ちになってしまうのだ。だって、恋は命掛けだもの。それが絶たれるということは、生命線が切れる程の辛さを味わうことなのだ。

わたしは、このような叫びにも似た気持ちを年下の友人の真奈に携帯メールで訴えた。「死にたい」と送信すると、真奈は困った風だった。そして、一生懸命にわたしをなだめる。どこか泣きそうな風でもあった。真奈は恋を知らない。恋人いない歴27年と言ったことがあった。だからこそ、わたしは真奈に打ち明けたのかもしれない。真奈はウブなので、わたしを見下すようなことはしないし、一生懸命にわたしを慰めようとしているところが可愛くも思えた。

「佑子さん、死ぬなんてことはしないで・・、お願いだから・・。その、ダンナさんの友だちは、佑子さんのことを嫌ってるわけじゃないんだから!」

ふふふ・・。真奈ったら、モットモらしことを言っちゃって。そう、ダンナの友だちの憲太が、わたしのことを嫌ってないことぐらいは知ってるのよ。ただ・・「友だちのままでいい」とあからさまに言われたことがショックなのであって・・・


わたしこと「佑子」は、37歳、二十歳の時に結婚したから結婚17年目になる。高校生になる息子が一人居る。わたしはダンナからひと目惚れされて付き合って結婚した。結婚の翌年には息子にも恵まれ、「初恋の人と結婚できるなんて幸せなことよ」と、人も羨むように思われていた。ダンナはわたしよりもひと回り年上で、安定した職業に就いているし、優しいし、確かに恵まれた生活とも言える。

しかし、結婚してしまったら、恋はしてはいけないのでしょうか?

わたしのように早く結婚してしまった人が、恋の虫がおさまるとは言い難いと思う。周りの人は、何度も恋して付き合って、今度こそ結婚!・・って思われても、なかなか上手くいかなかったりする。わたしも、恋を味わっていたいのなら早く結婚すべきではなかったと思った。

結婚してから、最初に恋を覚えたのは25歳のとき。
わたしは生まれつきの持病があって、病院に通っていたのだが、この年の時に主治医が変わったのだ。その主治医はわたしより5歳年上でダンナよりも若い。わたしったら、苦しいような胸の高鳴りを感じてしまって、その症状を訴えた。

主治医は笑っていたが、わたしは真面目に恋に落ちてしまったのだ。ダンナに悟れらないように嬉々として病院に通っていた。しかし、主治医は恋とか男と女とかの意識を避けようとしていた。友人のように親しく接してくれたけど、やはり医者と患者ででしかなかったのだ。しかし、どの患者よりも一番わたしに親しくしてくれたとの自負があった。自意識過剰だったのかもしれない。わたしが一人で勝手に盛り上がったことが、後で恥ずかしくなった。

主治医がわたしの想いを受け入れてくれなかったことで(当然だけど・・)、わたしは持病がさらに悪化してしまった。ダンナは心配して「あの医者はヤブ医者だ!」と怒り、もっといい病院を調べてくれた。そして、その病院のクスリがよく効いたようで、わたしはだいぶ平常心を取り戻していった。


その後もパート先が変わる度に胸が高鳴る男性が現れては、一人盛り上がって立ち消えになっていた。・・というより、主治医の件以来、わたしは恋に臆病になってしまって、自分から自分の気持ちを訴えるようなことはしなくなったのだ。片想いで十分。一時だけ幸せな気持ちに浸れたらそれで十分。そう、自分に言い聞かせてきた。


ある日、ダンナが職場の同僚を家に連れてきた。同僚は憲太と言い、プライベートでも家族ぐるみで親交するようになっていた。憲太はダンナよりも8歳年下の独身で、わたしと同世代で話が合いやすかった。憲太はわたしの好きなタレントにどことなく似ていた。そのこともあって、しだいに憲太に惹かれていくようになった。

しかし、どこに行くのもダンナと、あるいは息子と一緒で、グループ単位でいつも行動していた。内心、ダンナが何処かへ消えてくれればいいのに・・とさえ思っていた。ダンナがトイレなどで席を外したときは、チャンスとばかり憲太に近づいていた。憲太もそれを嫌がらない風だったので、自分に気があるのでは・・とも思っていた。

わたしは思い切って、お酒の勢いも手伝って憲太に、今度二人っきりで逢いたいと訴えた。

しかし、憲太は・・・それを拒んだ。理由は「あなたのダンナさんに申し訳ないから・・」だった。


それから、それ以来、憲太に会うことを避けている。ダンナからは不思議がられているが、体調が良くないから・・との理由で拒むようにしていた。わたしはウツ状態になり、食欲も無くなり、家から一歩も出ない日も多くなった。「死んでしまいたい」とも思うようになった。

そして、いたたまれず真奈に訴えたのだ。

「そのダンナさんの友だち(憲太のこと)って、マットウじゃない!!」

真奈はそう言ったが、ハイ! 全くその通りだ。わかっているのだ。憲太は、人妻に誘われて手を出すようなオトコでは無かった。とても誠実でマットウである。そのマットウさが憎たらしい。愛があるからこそ覚える憎たらしさなのだ。そして、真奈もマットウなことを言う。無理もない。恋をしたことがないからだ。だからこそ、真奈を選んで話したのだ。変に恋愛経験豊富な人からの説教じみたことは、今は聞きたくはなかった。

「佑子さん、とにかく、ご飯だけは食べてね。そして、死ぬなんて言わないで・・マジで皆が心配するからさあ・・」

最後に真奈はそう言って、携帯でのやりとりを終えた。心配してくれるのは心から有難いことだと思った。でも、実際には死んだりはしないだろう。いや・・死ねない。息子を残しては死ねまい! 恋モードから急に生活モード、いや、母モードになって冷静になった。純粋な真奈は、今頃真に捉えて混乱してるかもしれない。そう思うと、真奈に申し訳ない気持ちになった。しかし、人に訴えることで、わだかまりが消えてスッとする部分はあるのだ。自分はいつも人に助けられてるなぁ・・と思った。

やだ・・これ、わたしの・・顔・・?

ふと、鏡に映った自分の顔を見て思ったのだ。そこには、ノーメイクで肌もカサカサで髪も乱れた“おばさん”が映っていた。認めたくないけど、認めざるを得ない。紛れもない自分。わたしはいつまでも若いつもりでいた。童顔と言われていたので、年を取っている自覚が無かったのだ。気持ちはいつも、二十歳前、ダンナから一方的に見初められた時のままの状態だった。

そういえば、お化粧ってずっとまともにしていなかった。オシャレも。憲太と居るときもいつも普段通りのままだった。それでいいつもりだった。

このままでは、いけないかも・・

もし、わたしがもっと綺麗な人妻だったら、憲太の態度も違っていたかも? 等身大の自分を受け入れることは結構辛いことだ。今まで、それを見ないようにしてきたのだ。勝手に片恋をすることで、現実逃避をしていたのかもしれない。

真奈は恋はしたことがないけど、いつも化粧品とか洋服とかに興味を持っていた。それが、本当は女性としてしかるべきの姿であろう。わたしは、久々にファンデーションを取り出して顔に塗ってみた。シミとかクスミとかがカバーできるし、37歳の自分、まだまだイケるのではないかと思った。そして涙が溢れ、化粧どころでなくなった。

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